2010年6月1日火曜日

ヤーコンの生育状況(5月30日)


 ヤーコンが一番元気です。活着率も100%。ヤーコンは南米ペルー原産のキク科の根菜です。プレナスカの遺跡からもヤーコンが含まれていたと展示会で見た記憶があるほど、古くから作られていたそうです。草丈1.5mほどに成長し、11月頃から3月頃まで収穫が可能です。塊根を食用とし、塊茎は宇久須ではそのまま埋けておけば、翌年の苗になります。フラクトオリゴ糖が食品の中で一番多く含まれ、ビフィズス菌の増殖因子だそうです。塊根を食用としますが、葉や茎もお茶にして利用できます。便秘や糖尿病に効果的な食物とされています。

以下は農林水産省四国農業試験場のホームページからの引用です。
(1) 塊根(いも)
1)糖質の大部分はフラクトオリゴ糖で,デンプンはほとんど含まれていない。このフラクトオリゴ糖含量は,これまで知られている作物の中で最も高い。
2)可溶性の食物繊維が多く含まれている。
3)フラクトオリゴ糖は,難消化性で腸内菌叢や脂質改善の効果を持つことで知られている。したがって,食物としてはダイエット効果があり,食物繊維とあいまって便秘を改善し,さらに血液や血行を正常に保つことが期待される。
4)ポリフェノール含量が高く,抗酸化作用があることが証明されていて,発ガン予防の効果も期待されている。
5)他のいも類と同様に,カリウム含量が高く,高血圧対策としての役割が期待される。

(2)葉

1)強い抗酸化作用を示す物質が含まれている。
2)熱湯抽出液は食後血中糖度の上昇を抑える作用があり,インシュリン様の効果を示す。
3)熱湯抽出液には,ウーロン茶と併用することで体脂肪と体重の増加を抑える効果があることが,動物実験で示されている。
4)ヤーコン茶は,体重・体脂肪の減少,糖尿病やガンの予防の効果が期待されている。ヤーコン茶の服用で,便秘を解消したという人もいる。

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