2010年4月29日木曜日

休耕田 作付け計画

宇久須まちづくり協議会 スローライフ部会

休耕田・耕作放棄地活用(藤原試案)
栽培作目の考え方
・管理に手間暇がいらない。
・無農薬で栽培可能。・生産物が健康に有効。
・地場産品になり得る。商品価値がある。・収穫するための時間が制約無い。
・基本的には宿根草。1年草の場合は播種が簡単。
・他の地域ではあまり栽培されていない。無霜地帯の西伊豆だから栽培可能。
・露地で栽培可能。特別な施設も不要。

 全てがボランティア。従って多くの労力をかけるわけにはいきません。この地に住み着いて25年。その前の35年は他地域で暮らしていましたから「宇久須」という気候風土を客観的に見ることができます。宇久須で25年間家庭菜園をやって来ました。
 その経験から、考え出した作目は自生しているアシタバ、ツワブキそして丈夫なヤーコンとエビスグサです。

2010年4月25日日曜日

第1回炭焼き講習会


少し長くなりますがお許し下さい。宇久須(うぐす)まちずくり協議会スローライフ部会主催による「無煙炭化器を使った炭焼き講習会」を月1月17日に実施しました。 まちづくり協議会とはまちの活性化を図る目的で、とりあえず何か行動に移そうということになり、私が「炭を焼きませんか」と提案したところ全員乗り気になり、来月(1月)実施ということに決まったのが12月下旬でした。町当局も乗り気で、私が回覧板の原稿を作成し、宇久須全戸に回覧いたしました。JICA草の根協力資金援助による認定NPO「緑の地球ネットワーク(GEN)」による黄土高原の植生調査に関する「専門家調査団」に随行させていただいて、GENの小川顧問から「無煙炭化器」を教えていただき、早速購入して自分の畑で実践したところ、驚くほどの生育促進効果がありました。勤務先にも持ち込んで教育にも使っております。また知人にも紹介し3人ほどが購入し使っております。 当日は絶好の無風状態で無煙炭化器4台を用意し、メンバーが材料の剪定枝を切断し準備しました。30人集まったら大成功と考えておりました。なんと41名が参加してくれました。会長の挨拶の後、私が「無煙炭化器」の説明と、炭焼きの効果①温室効果ガスの地球への貯留②酸性土壌の改良③有用微生物が住み着き植物の生長を促進する(チンゲンサイを使って実施した写真の紹介)④農業上の炭化は例外である、等を説明し実際に手本を見せその後3つの炭化器を使って焼いてもらいました。 焼いている途中差し入れしてもらったイノシシのモツ汁、ミカン、たくわんを食べながら約1時間で焼き上がりました。当然差し入れのサツマイモをぬらした新聞紙で包みアルミホイルで包んでその中に入れておきました。 当日、参加者に炭を持ち帰っていただくために、水をかけて消火しました。消火後焼き芋を取り出し、みんなで味わいました。約1時間20分で終了しましたが、無煙炭化器の威力に参加者一同驚いておりました。早速3名の参加者から購入の意志表示があり、後日まとめて発注することとなりました。区によっては財産区からの補助金10万円で購入し、希望者に貸しだそうかと話している区長も何人かおりました。「バイオ炭」がすごい勢いで広がりそうな予感を感じました。

2010年4月23日金曜日

宇久須スローライフ部会発足


伊豆半島の西海岸にある西伊豆町。その一番北側に宇久須という集落があります。 何とか地区を活性化したいと、「宇久須まちづくり協議会」が発足したのは昨年の11月です。討議は2つに別れ、昔ながらのお祭りを復活させ、子ども達に楽しい経験を 記憶させたいと考えるグループ。他方、「無い物ねだり」でなく、「あるものさがし」をしようとするグループ。宇久須にある物は何かと考えると、40%を超える お年寄りと、休耕田・耕作放棄地。その復活を目指し、安心・安全な野菜などを生産し 、最終的には宇久須の特産物を作って行きたいと考えるグループ。後者をイベントの回覧板の見出しを 書くために「(仮称)スローライフ部会」としました。
 スローライフ部会の活動は2010年1月から始まりました。1月は露地農業では 土作りの期間。土壌改良材として「炭」の有効性は、昔から知られていましたが 入手が困難なために、なかなか利用できませんでした。メンバーの一人が簡単な 構造ながら、短時間で(1時間以内)で簡単な方法(たき火)で炭ができる「無煙炭化器」 の導入を提案して、炭焼きから発足しました。